快適読書生活  

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」――なので日記代わりの本の記録を書いてみることにしました

田口俊樹

名古屋で犬三昧 『その犬の歩むところ』『約束』読書会&はしもとみお『木彫り動物美術館』

というと、なんだか犬を食したようですが、そうではなく、以前紹介した『その犬の歩むところ』といった”犬本”をテーマにした読書会が名古屋で開かれたので、日帰りで参加してきました。 まずは、読書会の前にも犬を補給しようと、新栄のヤマザキマザック美術…

災厄の男たちから逃れる女の連帯 『音もなく少女は』(ボストン・テラン 著 田口俊樹 訳)

わたしは殺人の隠蔽工作の手助けをしました。嘘の上塗りをする手助けもしました。自分の人生、宗教、職業が否定していることをしました。しかし、そのためにこそより幸福になれました。 先日紹介した、ボストン・テランの『その犬の歩むところ』がおもしろか…

2017年ベスト本――最愛の犬本② 『その犬の歩むところ』(ボストン・テラン 著 田口俊樹 訳)

この若い犬をご覧。血のように赤い石のそばにじっと佇み、体を休めている。四肢をすっくと伸ばし、胸を張り、頭を高く掲げて。 さて、今年のベストといえるもう1冊の犬本は、2017年のミステリーランキングにもよく挙げられている『その犬の歩むところ』です…

年末年始に読んだ本 『屋根裏の仏さま』(ジュリー・オオツカ 岩本正恵・小竹由美子訳)『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ジェームズ・M・ケイン 田口俊樹訳)

さて、もう正月気分もどこへやらって感じですが、年末年始に読んだ本をメモしておきます。 屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス) 作者: ジュリーオオツカ,Julie Otsuka,岩本正恵,小竹由美子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/03/28 メディア: ペー…

『カクテル・ウェイトレス』 ジェームズ・M.ケイン

カクテル・ウェイトレス (新潮文庫) 作者: ジェームズ・M.ケイン,James M. Cain,田口俊樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る ちなみに、翻訳ミステリー大賞読者賞は、ミュリエル・スパークの『…