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快適読書生活  

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」――なので日記代わりの本の記録を書いてみることにしました

You are what you eat?? ていねいな暮らしオブセッションから 『頭のよくなる食事習慣』

 前回に続いて、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ですが、「ていねいな暮らしオブセッション」というところにも共感した。

独居未婚の私がていねいに暮らせないのは、仕事が忙しいからではありません。私の性分が、その暮らしを構築するのにまったく向いてないからです。私には、ていねいに暮らす信念がまるでない。たまに料理もするけれど、コンビニの惣菜も平気で食べる。 

  これまたほんとうにその通り、とつくづく思った。こだわりのある部屋に住んだり、毎食毎食手作りしたり、自分の生活に手間ひまをかける話を聞くと、どんだけ自分大好きやねん!と思ってしまう。また、手作りなどといった「手間をかける」ことが、家族の愛とか絆といった愛情問題に直結して語られたりすると、虫唾が走るとすら感じていた。


 けど余談ですが、前にも渋谷直角のところで書いたけれど、『クウネル』に出ているような、清らかでていねいな暮らしをしている、一見穏やかそうな人こそ怖い内面を持っている(人もいる)に違いないと勝手な偏見を抱いていたが、『クウネル』リニューアル号のアマゾンレビューで確信した。そりゃ私だって、新しい『クウネル』を見て、ちょっと驚き、「まあ、もう買わないかな…」とは思ったけれど、あそこまでネガティヴレビューを延々と書きつらねるとはなかなか恐ろしい。まあ、ほんとうの元読者より、野次馬や荒らしみたいな人も多いのでしょうが。(そう思いたい)


 しかし、これまで上記のように、「ていねいな暮らし」を拒否して、夕食もコンビニのおにぎりかパン1つで全然OKと思っていたが、最近になって、座って仕事したり、本を読んだりする際の効率を真剣に考えるようになり、脳の面においての食事の重要性について興味がわいてきた。

 要は、食べないと頭が働かないけれど、食べ過ぎたり、炭水化物ばかり摂取すると倒れそうなくらい眠くなったりするので、なんとかせねばとつくづく思うようになりました。こないだ急激に食べたくなって、久々にマクドのポテトMを一気に食べたときは、昏睡に陥るかと思うくらいの眠気に襲われた……。たしか、作家(すっかりテレビで見ることが多くなったが)の羽田圭介は毎日鶏ハムと納豆ごはんを食べてるんだっけ。そういうのが正しいのかもしれない。
 で、そこでこの本を読んでみました。約200円だったので。 

頭がよくなる食事習慣

頭がよくなる食事習慣

 

  まあ、書いてあることは、一般によく言われていることで、目新しいことはなかったのですが、やっぱり納豆ごはんは脳にいいとのことでした。白いごはんより、納豆やとろろをかけたり、あるいは酢飯の方が血糖値の急激な上昇を抑えるらしい。ただし、もち米は白いごはんより悪いとのこと。めでたくともなんともなくとも、たまにスーパーで赤飯を買って食べる私にとっては衝撃的な報告だった。


 そのほか、脳にいい(急激な血糖値の上昇を抑える)のは、きのこ、豆、海草、ごぼう……って、ぜんぶ私の大好物なのですが。頭が働かないのは食生活以外の原因もあるのだろうか。あと、これまた大好物のとうもろこしが、便秘にいいだけではなく、目にいいというルテインが大量に含まれているとのこと。けど、最近目がかすむことも多いような気もする…


 結局、特定の食品や食べ方の問題ではなく、規則正しい生活を送って、バランス良く栄養摂取したらいいという、死ぬほどわかりきった心がけに行きつくのでしょうか。実際のところ、暴食暴飲もしないし、ジャンク・フードもほとんど食べないのですが、それでも、「ていねいな暮らし」とか、”You are what you eat” 的なオーガニック信仰のようなものにはまだ抗いたい自分もいる。と言いつつ

いつか由梨子が、おいしい料理はうっとうしい、食べるのが恥しくて吐き出したくなると言っていたのを思い出した。

  と書く、松浦理英子ほどの鋭い感性を持ちあわせているわけではないのですが。 

ナチュラル・ウーマン (河出文庫)

ナチュラル・ウーマン (河出文庫)

 

  そう、ここまで書いて思い出したのですが、食べものについての本は、『美味しんぼ』から向田邦子のエッセイまで、いろいろ読んだけれど、『ナチュラル・ウーマン』所収のこの『微熱休暇』が一番印象深いかもしれない。今度じっくり紹介します。