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快適読書生活  

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」――なので日記代わりの本の記録を書いてみることにしました

虫料理か…『SWITCHインタビュー達人達 枝元なほみ×高野秀行』~『異国トーキョー漂流記』

 週末に東京に行き、そして帰ってきて、録画しておいたNHK『SWITCHインタビュー達人達 枝元なほみ×高野秀行』を見た。すると、時折高野さんのエッセイにも登場するおなじみのミャンマー料理店からはじまり、「しまった!東京で行けばよかった!」と激しく後悔した。
 けれど、出てきたのがカエルとかコオロギで、「やはり行かなくてよかったかも…」とすぐに思いなおした。


 東京の高田馬場界隈って、ミャンマー料理店がいくつかあるようだけど、シャン族の店ってことなので、ここかな??

tabelog.com

 ↑を見ると、昆虫食のメニューがあるようなので、たぶんそうでしょう。いや、対談でも語っていたように、ワニやヘビなら、肉にしてしまえばあまり抵抗を感じないかもしれないが、虫はやっぱ見た目からしてキツイ気がする。
 しかし私は、高野さんが教壇に立っていたチェンマイ大学も見に行ったのだから、虫料理ごときでひるんだりせず、行かねばいけないような気もする。でも、チェンマイの市場で虫の佃煮がたんまり入った鉢を見たときも、「うわっ」って思ったな…


 いや、虫料理はさておき、対談の内容はとてもおもしろかった。伝説の?ムベンベ探索の映像が結構出てきたのも貴重だった。先日の『クレイジージャーニー』より多かったのではないでしょうか。
 なかでも、「北極や南極にはまったく行きたいと思わない。人間が住んでいるところにしか興味がない」という言葉に深く納得した。そう、それが高野さんといわゆる「冒険家」の人たちと一線を画すところであり、探検物語にはそんなに興味がない私が高野さんの本を読み続ける理由なのだとあらためて感じた。なので、べつにコンゴやミャンマーソマリアまで行かなくても、たとえ東京が舞台であっても、『異国トーキョー漂流記』のようにおもしろい本になるのだと思う。 

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

 

  この本のなかでは、第三章「スペイン人は『恋愛の自然消滅』を救えるか!?」がとくにおもしろく、さまざまな示唆にとんでいるのだけれど、しかし何度読み返しても

彼女(←高野さんが22歳のときの彼女)はお嬢様育ちなので、私からすると視野が狭い。価値観も固定されている。彼女が好きなものは、ほぼすべて「今みんなが好きなもの」だった。ディズニーのキャラクターとか、最新のヘアスタイルとか、ハリウッドの”超話題作”とか。  

 このくだり、どうしてそんな彼女が高野さんのことを気に入ったのか、つくづく謎だ。「若い女の子によくあるように、世間の常識からはずれている男が新鮮に見えたのかもしれない」と書いているが、いや、限度があるやろって思えてならない。「世間の常識からはずれている」って、バンドを組んでプロ目指しているとか、就職せず大学の研究室にこもって研究を続けているとかのレベルではなく、高野さんの場合、コンゴに恐竜を探しに行ったり、アマゾンを川下りしようとしているのだから。

 そしてまた逆に、高野さんがその彼女のどこが好きだったのかも謎ですが。まさか「びっくりするような美人」だったから(だけ)ではないと思いたいが…。まあ、お互い自分にないものに魅かれるという、若気の至りなんでしょう。で、読んでない人には非常に申し訳ないですが、ネタバレさせてもらうと、章のタイトルの答えは「(案の定)救えなかった」なのですが。


 あと、番組では最新作の納豆の映像もおもしろかった。ほんとうに干したらあんな形状になるんですね。食べてみたい。納豆の味がするんだろうか。枝元さんの料理もおいしそうだった。 

謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―

謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―

 

  けど、枝元さんの自宅のキッチンにあった冷蔵庫のドアに”WAR IS OVER”のステッカーが貼ってあったのが、強いメッセージ性を感じた。


 録画を見終わってからもテレビをつけていたら、『グレーテルのかまど』がはじまり、今日のテーマはなんと「能町みね子のミルクセーキ」だった。能町さんが自作のミルクセーキ曲を披露していた。(ところで、私はずっとあの声が「姉さん」なのだと思っていたが、ごく最近、あれが「かまど」なのだと知っておどろいた)
 ほんとNHK、なんだかやたら攻めてますね。今朝のあさイチパクチー大特集だったし。このパクチー銭湯まで紹介していました。

www.osaka268.com

パクチー大好きなんで、一回くらい入ってみたい気もする。しょうぶ湯のようなもんだろうか?