2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
さて、少し間が空いてしまいましたが、先週末の続き。 神奈川近代文学館での、いとうせいこうと奥泉光の文芸漫談のあとは、一路東京へ。 翻訳者の越前敏弥先生主催の『翻訳百景~ファンタジーを徹底的に語ろう~』@表参道に行ってきました。 金原瑞人さん、…
いままでの人生でもはじめてかと思うくらい、濃密な週末を過ごしました。まず、土曜は羽田空港を降りて、そのまま横浜に直行。ではなく(お昼食べたけど)神奈川近代文学館で、いとうせいこうと奥泉光の文芸漫談を聞いてきました。テーマは夏目漱石の『坑夫…
またまた別の話題からはじめますが、なんと、前にここで書いた『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』が、妻夫木聡&水原希子で映画化されるとのこと。 natalie.mu 監督はなんとというか、やはりというか、大根仁さん。ほかのキャスト…
まずぜんぜん関係ない話なのですが、 いまほぼ日で、イトイヤノという、糸井重里&矢野顕子コンビで作った曲の特集をしていて、「ほんと、このコンビの曲って名曲ぞろいやな~」と、あらためてしみじみ思って、ひさしぶりに「Super Folk Song」を聞こうと思…
でもなんだかんだ言いつつ、チェックするわけです。村上春樹印のものは。 NOVEL 11, BOOK 18 - ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン 作者: ダーグ・ソールスター,村上 春樹 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/04/09 メディア: 単行本 この…
さて、前から(勝手に)考えている『多崎つくる』問題ですが、都甲幸治さんの対談集『読んで、訳して、語り合う』では、フランス文学者であり、村上春樹の研究本も出している芳川泰久(以下、すべて敬称略)との対談で、シロとクロという女はもとから存在せ…
先日『テス』を読んだときに、作者の思想、立ち位置と作品の価値の問題について、うっすら考えましたが、昔からずっとその問題がつきまとっているのが、このコンラッド『闇の奥』ではないでしょうか。 闇の奥 (光文社古典新訳文庫) 作者: ジョゼフコンラッド…