快適読書生活  

「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」――なので日記代わりの本の記録を書いてみることにしました

チャールズ・ブコウスキー

「ともだちがいない!」 『MONKEY vol. 11』(柴田元幸ほか)

盛りあがってますね。小沢健二くんの『流動体について』。 流動体について アーティスト: 小沢健二 出版社/メーカー: Universal Music =music= 発売日: 2017/02/22 メディア: CD この商品を含むブログ (2件) を見る 私ももちろんMステ見ました。去年のツア…

女たち、そして書くことへの愛と忠誠 『詩人と女たち』(チャールズ・ブコウスキー 中川五郎訳)

さて、ブコウスキー・シリーズ、今度は代表作と言っていい『詩人と女たち』を読みました。 詩人と女たち (河出文庫) 作者: チャールズブコウスキー,Charles Bukowski,中川五郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 1996/10 メディア: 文庫 クリック: 21回…

文学から遠く離れようとしてもーー 『パルプ』 チャールズ・ブコウスキー 柴田元幸訳

「さて、このいわゆるセリーヌとかいう奴について、お聞かせいただきましょう。本屋がどうとか、おっしゃってましたよね」「ええ、レッドの店に入りびたって、立ち読みしたり……フォークナーとかカーソン・マッカラーズとかのことを問い合わせたりしてるのよ…

ブコウスキー流青春放浪記 『勝手に生きろ!』 チャールズ・ブコウスキー著 都甲幸治訳

親父が毎晩家に帰ってきてから、おふくろを相手にえんえんと仕事の話をし続けたことを思い出した。親父が玄関のドアを開けると同時にいきなり仕事の話は始まり、夕食の最中だろうがなんだろうが、八時に親父が寝室から「電気を消せ」と叫ぶまで続いた。親父…